コラム

2018.09.11

目の出血

白目の部分が赤くなり、出血している状態を結膜下出血といいます。
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れ、出血したものです。

 

 

 

 

 

少し目がごろごろしますが、痛みなどはありません。
原因はさまざまで、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネの絞め過ぎなどでも出血します。
結膜下の出血では、眼球の中に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。

出血は、1~2週間ほどで自然に吸収されることが多いですが、強いものでは2~3カ月ぐらいかかります。
いずれにしても自然に吸収されますので、ほとんどの場合心配はいりません。
出血自体は、軽度であれば10日前後で自然吸収され白目に戻るため、治療の必要はありません。
また、出血が止まっても赤目が広範囲で長引いているひどい場合は、吸収促進のために血栓溶解剤などを結膜下注射することもあります。