浮遊物の数が急に増えたときは、網膜疾患の可能性があります。
そのような場合は早めに眼科を受診して眼底検査を受けましょう
他にも何か気になる症状がある方は受診してください
白内障手術を受けた後、視力がどのように変わるのか、そして手術後に眼鏡やコンタクトレンズが必要になるのかは多くの方が気になるポイントかと思います。今回は、白内障手術後の視力改善についての概要と、眼鏡やコンタクトレンズの必要性について詳しくご説明します。
白内障は、加齢やその他の原因で目の水晶体が濁ってしまい、視力が低下する疾患です。白内障手術では、この濁った水晶体を取り除き、代わりに「眼内レンズ」を挿入します。この手術によって、視力が改善され、生活の質も大きく向上します。
白内障手術で挿入される眼内レンズにはいくつかの種類があり、レンズの選択によって術後の視力や必要な補助具が変わることがあります。
眼内レンズを挿入することで多くの視力が改善される一方で、以下のような場合には術後も眼鏡やコンタクトレンズが必要になることがあります。
白内障手術後の視力は個人差が大きく、回復の具合や眼鏡・コンタクトレンズの必要性も人それぞれです。手術後に「どれくらいクリアに見えるか」や「どのような補助具が必要か」は、医師の指導に従ってご自身の視力に合わせたケアを行うことが重要です。
まとめ
白内障手術後は、眼内レンズの種類や手術の結果によって、眼鏡やコンタクトレンズが必要になる場合があります。特に、単焦点レンズを選択した場合は遠近どちらかの視力補助が求められることが多いです。最適な視力改善と術後のケアを行うためにも、手術前に医師と十分に相談し、自分に合ったレンズや視力補助具の選択を行いましょう。
白内障手術後も、見え方に関するお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
白内障の手術を検討する際、最近では「多焦点眼内レンズ」の選択肢が注目されています。従来の単焦点レンズと異なり、多焦点レンズはさまざまな距離での視力改善を目指したレンズです。この記事では、白内障の多焦点眼内レンズがどのようなものか、その特徴やメリット、注意点について解説します。
白内障は、年齢と共に水晶体が濁り、視界がかすむ症状が特徴です。白内障の治療には手術が一般的であり、濁った水晶体を取り除き、代わりに眼内レンズ(IOL:Intraocular Lens)を装着します。このレンズには、単焦点と多焦点の種類があり、視力改善の範囲が異なります。
多焦点眼内レンズは、近く、中間、遠くの距離に対応した複数の焦点を持つ特殊なレンズです。一般的に日常生活で必要とされる距離(近距離のスマホ、パソコンの中距離、遠距離の景色など)に対応できるよう設計されています。
多焦点レンズには以下のような種類があり、異なる特徴を持っています。
・拡張焦点レンズ:自然な見え方を追求し、幅広い距離での視力を提供
多焦点レンズの最大の魅力は、生活スタイルに合わせた見え方が期待できることです。
・複数の距離に対応:近くから遠くまで幅広い距離での視力改善が期待できるため、読書、パソコン作業、運転など様々なシーンで便利です。
多焦点レンズにはデメリットもあり、全ての人に適しているわけではありません。
・保険適用外のため費用が高い:一般的に多焦点レンズは高額で、保険適用外となるケースが多いため、費用面での負担があります。
多焦点レンズの選択には、自分のライフスタイルや日常の活動内容を考慮することが大切です。例えば、パソコンやスマホをよく使う場合、中間距離に強いレンズが適していますし、夜間運転が多い方は慎重に検討する必要があります。また、医師との相談を通じて、自分の目の状態や生活ニーズに合ったレンズを選ぶことが推奨されます。
白内障手術を検討する際、多焦点眼内レンズは快適な視力をサポートするための新しい選択肢です。しかし、全ての人に適しているわけではないため、メリットとデメリットを理解した上で、医師と相談しながら最適な選択をしてください。適切なレンズを選ぶことで、術後の生活の質が大きく向上する可能性があります。
白内障(はくないしょう)は、目の水晶体が濁り、視力が低下する病気です。通常、透明であるべき水晶体が何らかの原因で白く濁ることで、視界がぼやけたり、光がまぶしく感じたりします。特に高齢者に多く見られる目の病気の一つです。
白内障の原因
白内障の最も一般的な原因は加齢です。年を重ねると体内のさまざまな組織が劣化していくのと同様に、水晶体も次第に硬化し、透明性が失われます。しかし、加齢以外にも以下のような原因で白内障が発生することがあります。
白内障の症状
白内障の主な症状は、視力の低下や視界のぼやけです。しかし、初期の段階では症状が軽いため、自覚しにくい場合もあります。以下は一般的な白内障の症状です。
白内障の診断と治療法
白内障は、眼科医による検査で診断されます。診断後の治療法は、病状の進行具合によって異なります。
初期段階の治療
症状が軽度であれば、視力をサポートするために眼鏡やコンタクトレンズを使用することで生活の質を維持することが可能です。しかし、白内障そのものを治療する薬は存在しないため、進行を完全に止めることはできません。
手術による治療
視力が大きく低下し、日常生活に支障をきたすようになると手術が選択されます。白内障手術は濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを挿入する方法です。手術は一般的に短時間で済み、回復も比較的早いです。
白内障の予防方法
白内障を完全に予防することは難しいですが、いくつかの生活習慣の改善によってリスクを軽減することが可能です。
1.紫外線対策:外出時にはサングラスや帽子を着用し、紫外線から目を守りましょう。
2.バランスの取れた食事:ビタミンCやEなどの抗酸化物質を多く含む食品を積極的に摂取することで、目の健康をサポートします。
3.定期的な眼科検診:特に40歳を過ぎたら、定期的に眼科検診を受け早期発見することが重要です。
白内障は、加齢による自然な現象ですが、早期に対策を講じることで、視力の低下を抑えることができます。視界がぼやけたり、光がまぶしく感じたりする場合は、早めに眼科を受診し、適切な診断と治療を受けることをお勧めします。
後発白内障になりやすい人とは?
白内障手術を受けた後、視力が改善されて生活の質が向上することが多いですが、手術後しばらくして「後発白内障」が発生することがあります。後発白内障とは、初めの手術で取り除かれた水晶体の代わりに挿入された人工レンズの後ろに新たに濁りが生じる現象です。今回は、後発白内障になりやすい人の特徴についてご紹介します。
若年者は、白内障手術後に後発白内障を発症するリスクが高いとされています。これは、若い人の水晶体嚢がより活発に細胞を生成し、濁りを形成する傾向があるためです。
糖尿病患者は、眼内の代謝異常が原因で白内障や後発白内障を発症しやすいとされています。高血糖の状態が続くと、細胞の増殖や繊維化が促進され、後発白内障のリスクが高まります。
高度近視の人は、眼の構造や形状が通常と異なるため、白内障手術後に後発白内障を発症しやすいとされています。特に、若い頃から強度の近視を患っている人は注意が必要です。
ステロイド薬の長期使用は、白内障の発症リスクを高めるだけでなく、後発白内障のリスクも増加させます。ステロイドは、炎症を抑える効果がある一方で、細胞の増殖を促進するため、後発白内障を引き起こす可能性があります。
家族に白内障や後発白内障を患った人がいる場合、その遺伝的要因により、自身も後発白内障を発症するリスクが高いと考えられます。遺伝的な影響は、眼の細胞や組織の特性に影響を及ぼすことがあります。
後発白内障の予防と対策
後発白内障のリスクを完全に排除することは難しいですが、いくつかの対策を講じることでリスクを軽減することができます。
白内障手術後も定期的に眼科を受診し、早期発見・早期治療を行うことが重要です。
糖尿病患者は、血糖値を適切に管理することでリスクを減少させることができます。
長期にわたってステロイドを使用している場合、医師と相談し、必要に応じて薬剤の調整を行うことが推奨されます。
後発白内障は、一度発症してもレーザー治療などで効果的に対処できるため、適切なケアを続けることが大切です。自分自身のリスクを理解し、予防に努めましょう。
この記事が、後発白内障に関する理解を深め、予防や対策に役立つことを願っています。何か気になることがあれば、ご相談ください。
白内障と緑内障は、両方とも眼の疾患であり、治療を遅らせると視力の低下や失明の原因となります。 しかし、それぞれの症状や治療法は異なります。 ここでは、白内障と緑内障の違いや併発について詳しく見ていきましょう。
白内障とは
白内障は、眼の水晶体が濁ってしまう状態を指します。 これにより、視界が曇り、ぼやけたりすることがあります。 主な原因は加齢によるもので、他にも外傷や糖尿病などが原因となることがあります。 白内障は手術によって治療されることが一般的です。
緑内障とは
緑内障は、眼の視神経がダメージを受けることによって引き起こされる眼の疾患です。 視神経のダメージは通常、眼圧の上昇によって引き起こされます。 緑内障は進行性であり、未治療の場合、最終的に失明に至る可能性があります。 早期発見と治療が重要です。
白内障と緑内障の違い
症状:白内障では視界が曇り、ぼやけることがありますが、緑内障では視野の狭窄が主な症状です。
治療法: 白内障は手術が一般的ですが、緑内障は眼圧を下げるための薬物療法や手術が行われます。
白内障と緑内障の併発
白内障と緑内障は併発することがあります。白内障手術中に眼圧が上昇し、緑内障が悪化することがあるためです。 そのため、白内障手術を受ける患者は事前に緑内障の検査を受けることが重要です。
まとめ
白内障と緑内障は、両方とも目の健康に深刻な影響を与える疾患です。 それぞれの症状や治療法を理解し、定期的な目の健康診断を受けることが重要です。 特に、両方の病気を同時に抱えるリスクがある場合は、早期発見と適切な治療が不可欠です。
白内障と乱視
白内障は、加齢や外傷などによって眼の水晶体が濁り、視力を低下させる症状です。一方で、乱視は角膜や水晶体の形状が規則的でないために生じ、遠くの物や近くの物がぼやけたり歪んで見えたりする状態です。これらの問題は個別に治療される場合がありますが、乱視を持つ患者さんが白内障手術を必要とする場合、乱視用の眼内レンズが一つの選択肢となります。
白内障手術と乱視矯正の組み合わせ
白内障手術は、水晶体を取り除き、その後人工の眼内レンズを挿入する手術です。この際、従来の単焦点のレンズだけでなく、乱視を矯正するための特殊な眼内レンズも利用されます。これにより、白内障と同時に乱視も矯正することができます。
乱視矯正の眼内レンズの種類
乱視矯正の眼内レンズの一つがトーリック眼内レンズです。これは、角膜の形状に合わせて設計された特殊なレンズで、乱視を矯正する効果があります。大きく分けて、単焦点トーリック眼内レンズと多焦点トーリック眼内レンズに分けられます。
手術後の結果と注意点
白内障手術において乱視矯正眼内レンズを使用する場合、手術後の結果は患者さんによって異なります。一部の患者さんは手術後に乱視が完全に矯正され、明確な視力改善を実感する一方で、他の患者さんは追加の眼鏡やコンタクトレンズが必要な場合もあります。また、手術のリスクや合併症についても注意が必要です。
まとめ
白内障手術を受ける際に乱視がある患者さんは、乱視矯正眼内レンズを検討することが重要です。専門医との十分な相談を経て、自身に最適な治療法を選択することが大切です。手術後は適切なケアを行い、視力回復をしっかりサポートしていきましょう。
はじめに
白内障は、目の中のレンズが曇ってしまい、視力が低下する病気です。特に高齢者に多く見られ、放っておくと日常生活に支障をきたすことがあります。治療法としては手術が一般的ですが、最近では点眼薬による治療も注目されています。今回は、白内障の点眼薬の効果についてわかりやすく説明します。
白内障の原因と症状
白内障は主に老化が原因ですが、次のような要因でも発生します。
・紫外線の影響
・糖尿病
・喫煙
・遺伝
主な症状には、視界がぼやける、光がまぶしい、色がくすんで見えるなどがあります。
点眼薬による白内障治療
点眼薬は、白内障の進行を遅らせることを目的としています。特に初期の白内障に効果があるとされています。
点眼薬の効果と限界
点眼薬は、全ての患者に同じ効果があるわけではありません。また、点眼薬は白内障の進行を遅らせるだけで、完全に治すことはできません。症状が進行し、視力に大きな影響が出る場合は手術が必要です。
日常生活での注意点
点眼薬を使用する際は、以下の点に注意しましょう。
・医師の指示に従って正しく使用する
・定期的に眼科で検査を受ける
・紫外線対策を行う(サングラスの着用など)
・バランスの取れた食事を心がける
まとめ
白内障の点眼薬は、初期段階での進行を遅らせるために有効です。しかし、完全に治すことはできないため、症状が進行した場合は手術が必要となります。日常生活での注意点を守りながら、定期的な眼科検診を受けることで、白内障の進行を効果的に管理することができます。
白内障についてもっと詳しく知りたい方や、治療法について相談したい方は、ぜひ眼科医にご相談ください。
白内障とは
白内障は、眼の中のレンズが濁り、視力を低下させる症状を引き起こす眼の疾患です。 高齢者によく見られる病気であり、進行すると日常生活に支障をきたす可能性があります。 白内障は予防可能なのでしょうか? ここでは、白内障の予防について探ってみましょう。
白内障の主な原因
白内障の主な原因の一つは加齢です。 年を重ねることで眼のレンズが透明性を失い、濁りが生じやすくなります。 その他にも、紫外線への長時間の曝露、喫煙、遺伝要因、糖尿病などが白内障のリスクを増加させる要因とされています。
予防方法
結論
白内障は一部の要因が制御できる病気であり、予防策を積極的に取り入れることでリスクを低減させることが可能です。 健康な生活習慣や定期的な検診は、白内障の予防において重要な要素となります。 ご自身の健康管理に気を配り、専門家のアドバイスを受けることで、明るい視界を保つお手伝いができるでしょう。
白内障手術とは?
白内障手術は、白内障と呼ばれる眼のレンズが濁ってしまう状態を治療する手術です。手術後には、患者の視力を回復するために眼内レンズ(IOL)が挿入されます。
どんな眼内レンズがあるの?
どんなレンズが自分に合うか?
まとめ
白内障手術の成功は、眼内レンズの選択に大きく依存します。患者は自身のライフスタイルや視力ニーズを考慮し、医師との相談を通じて最適な眼内レンズを選ぶことが重要です。
白内障は、眼の中の水晶体が濁り、視界がかすんでしまう状態です。 多くの人が白内障に関する疑問を抱えており、「白内障は自然治癒するのか?」という疑問はその中でもよく聞かれるものです。 この記事では、白内障についての基本的な情報から、自然治癒に関する可能性について考察してみましょう。
白内障とは?
白内障は、眼の中にある透明な組織である水晶体が濁り、視界がかすんでしまう病気です。 主に加齢に伴って進行するもので、他にも糖尿病や外傷などが原因となることもあります。 白内障の主な症状には、視界のかすみ、色の認識の低下、まぶしさへの過敏などが挙げられます。
白内障は自然治癒するのか?
残念ながら、白内障は自然治癒することは難しいとされています。 水晶体が濁ってしまった場合、その透明性を取り戻すためには手術が必要です。手術によって濁った水晶体が取り除かれ、人工のレンズが挿入されます。 白内障手術は安全で高い成功率を持つ一般的な手術ですが、手術を受けるまでにはいくつかの注意が必要です。
自然療法
白内障が進行するのを遅らせ、視力を維持するためには、健康な生活習慣が重要です。 食事や運動、喫煙の制限などが、白内障の進行を遅らせる要因となります。 また、早期の発見と適切なケアも重要です。 定期的な眼科検診を受け、白内障の初期症状に気付いた場合は早めに専門医に相談しましょう。
まとめ
白内障は自然治癒が難しい病気であり、手術が主な治療法となります。 しかし、健康な生活習慣や早期のケアによって、白内障の進行を遅らせ、視力を維持することができます。 白内障に関する疑問や不安がある場合は、専門医との相談が重要です。
はじめに
白内障は、眼の水晶体が濁り、視力の低下を引き起こす病気です。幸いなことに、現代の医療技術により、白内障手術は非常に安全で効果的な治療法となっています。手術後、多くの患者さんが視力の改善を経験しますが、そのプロセスや注意点について理解しておくことは重要です。
白内障手術の基本
白内障手術は、眼の中の濁った水晶体を取り除いてクリアな人工のレンズに置き換える手術です。手術自体は短時間で行われ、一般的には局所麻酔が使われます。手術後、患者はしばらくの間、視力が安定するまで経過観察が行われます。
手術後の経過
白内障手術後、視力回復のペースは個人差があります。一部の患者さんは手術翌日から明瞭な視界を取り戻すことがありますが、他の方は数週間かかる場合もあります。手術直後は一時的に視界がぼやけることがありますが、これは通常、経過とともに改善していきます。
注意点とケア
手術後は医師の指示に従い、処方された目薬や薬を指示通りに使用することが重要です。また、手術後は眼を押さえたりこすらないようにしましょう。水や埃から保護するために適切なアイシールドやサングラスを使用することも推奨されます。
定期的なフォローアップ
手術後の視力回復状況を確認するために、定期的なフォローアップが必要です。医師の指示に従い、予定通りの診察を受けることで、合併症や問題が早期に発見され、適切な対処が行われます。
まとめ
白内障手術は現代の医療技術によって非常に成功率が高い治療法です。手術後の視力回復は個人差がありますが、医師の指示に従い、定期的なフォローアップを受けることで、より良い結果を期待できます。手術に関する不安や疑問がある場合は、遠慮せずに医師に相談することが大切です。
白内障とは?
白内障は眼の水晶体が濁ってしまう病気で、視力の低下を引き起こすことがあります。 通常、高齢者によく見られる症状であり、進行すると日常生活に支障をきたすことがあります。
白内障手術の重要性
白内障手術は、濁った水晶体を取り除き、クリアな人工レンズに置き換える手術です。 手術は一般的に安全で、視力を回復させる効果があります。 しかし、手術を受けるかどうかは患者さん自身が決定すべき重要な選択肢です。
白内障手術を受けない場合のリスク
白内障が進行すると、視界のかすみがますます酷くなり、最終的には視力がほとんどなくなる可能性があります。 これにより、日常の活動が非常に難しくなります。
2.活動の制約
車の運転、読書、テレビの視聴などの普段の活動が制限される可能性があります。
3.転倒の危険性
視力の低下により、歩行時や日常生活での移動中に転倒する危険性が増加します。
4.生活の不便さ
物が見えにくくなり、日常のタスクが困難になります。料理、掃除、買い物などが難しくなり、生活の不便さが増します。
5.心理的な影響
視力の喪失は心理的なストレスや抑うつの原因となり得ます。社会との接触が減少し、孤立感が生じやすくなります。
6.医療問題
白内障がかなり進行すると、最終的には治療が難しくなる可能性があります。手術が適切な時期に行われない場合、治療の難しさが増すことがあります。
白内障手術を選ばない理由
健康上の理由から手術が難しい場合があります。
2.個人の選択
白内障手術は必ずしも緊急性があるわけではありません。手術を受けるかどうかを検討する際には、医師との相談が重要です。
まとめ
白内障手術を受けないと、視力の低下や日常生活の制約、健康への影響がある可能性があります。 しかし、個人の状態や健康状態によっては手術が難しい場合もあります。 患者は医師との協議を通じて、自身の状態や希望に基づいて適切な選択をすることが重要です。
白内障とは
白内障は、眼の中の水晶体と呼ばれるレンズが濁りを生じる病気であり、視力の低下を引き起こす眼の疾患です。年齢とともに進行しやすく、早期の発見と適切なケアが重要です。
今回は白内障の初期症状とそれに対する対処法についてご紹介します。
初期症状
視界がかすんで見えたり、ものがぼやけて見えることがあります。これは水晶体が濁っているため生じる現象です。
光がまぶしく感じます。強い光や太陽の光に敏感になり、まばたきが増えたり、目を細めることが増えます。これによって見え方が不快に感じられることがあります。
白内障が進行すると、色の見え方が変わることがあります。例えば白いものが少し青く見えたり、色がくすんで見えることがあります。
車のヘッドライトや街頭の光がまぶしく感じ、夜間の運転が難しくなることがあります。境界が不明瞭になります。
白内障の初期段階では、視力が日によって変動することがあります。一時的に見え方がクリアになって見えることもあれば、逆にぼやけて見えることもあります。
対処法
定期的な眼科検査が重要です。白内障の初期症状が現れた場合、できるだけ早く眼科医に相談しましょう。
白内障の初期段階では、新しいメガネやコンタクトレンズを使うことによって視力が改善されることがあります。
白内障が進行し、日常生活に支障をきたすようなら手術が必要な場合があります。手術では濁ったレンズ(水晶体)を取り除き、人工のレンズに置き換えることで視力を戻すことができます。
どの対処法が適しているかは、患者さんの状態によります。眼科医と相談しながら、最良の選択を見つけることが大切です。
今回ご紹介した症状が現れたり、生活に支障をきたすようであれば、できるだけ早く眼科医にご相談ください。白内障は進行性の眼の疾患であるため、早期の発見と適切な治療が視力維持につながります。
結膜下出血とは、結膜下の小さな血管が破れ出血したのもで白目部分がべったり赤く染まります。
多少目がゴロゴロしますが、通常の出血ではほとんど痛みやかゆみ、目やになどの症状は
ありません。また、見えにくくなったり視野が狭くなったりすることもありません。
出血は1~2週間程で自然に吸収され、きれいな白目に戻りますが、強いものでは吸収されるまで
2~3か月かかるものもあります。
時間はかかりますが出血は吸収されるのでほとんどの場合心配はいりません。
ただし、眼外傷などの後で長引くようだと眼科を受診してください
蒸しタオルで温めると、出血の吸収が促進できます
徐々に寒くなり乾燥が気になる季節になってきました🍂
空気が乾燥すると、目も乾燥します。
ドライアイの要因には様々なものがありますが、特にパソコン、コンタクトレンズ、エアコンなどを使用することで涙が蒸発しやすく、不安定になり、目の表面の細胞を傷つけてしまいます。
ドライアイをチェックしましょう✔
□目が疲れやすい
□目が痛い
□目やにが出る
□目がゴロゴロする
□理由もなく涙が出る
□物がかすんで見える
□目が痒い
□目が重たい感じがする
□目が赤くなりやすい
□なんとなく目に不快感がある
□目が乾いた感じがする
□光を眩しく感じやすい
チェック項目が5つ以上ならドライアイの可能性があります。
10秒チェック⏳
10秒以上目を開けていられない、
瞬きの回数が多い(40回/分以上) 場合は、ドライアイの可能性があります。
気になる方はぜひ、眼科にご相談ください。
結膜下の小さい血管が破れて出血することを結膜下出血といいます。
1〜2週間ほどで自然に吸収されることが多く、ほとんどの場合心配はいりません。
【気をつけるべき結膜下出血】
●眼外傷をうけた場合
●痛みやかゆみ、めやにを伴う場合
●頻繁に繰り返す場合
●熱を伴う場合
鋭利なものや金属片などで眼外傷をうけたり、ボールや転倒などで眼球の弱い部分が外傷をうけたときなどはすぐに治療が必要です。
外傷後、結膜下出血が長引く場合は必ず検査を受けてください。
眼鏡についてお話しします
眼鏡を掛けると近視が進みますか?
➡眼鏡を掛けたからといって近視が急に進行することはありません。ただ、眼鏡を掛けて遠くが鮮明に見えるようになると、近視の強さには変化がなくても、眼鏡を外したときの不鮮明な見え方が強く意識され、裸眼視力が低下することがあります。
眼鏡を掛けたりはずしたりするのはよくないですか?
➡軽度の近視であれば、眼鏡を掛けたり外したりしても問題はありません。ただ、強度の場合には装用した時と外したときの見え方の差が大きく、いつまでも眼鏡を装用して見る像のゆがみや視野の揺れかたに慣れないので眼鏡を常に使用する必要があります。
遠視って老眼のことですか?
➡違います。遠視は屈折異常、老視は調節異常でまったく違うものです。
涙は目を守ってくれる重要な物質で、そのためには安定した涙が必要です。
安定した涙→ものがみやすい(視力)、ホコリやゴミ・乾燥から守る
不安定な涙→疲れやすい、ものがみえにくい
ドライアイの要因はさまざまですが、特にパソコン・コンタクトレンズ・エアコンの使用で涙が蒸発しやすく不安定になり、目の表面の細胞を傷つけてしまいます。
《目にやさしい日常生活のポイント》
*PC作業時、1時間に15分は目を休める
*画面から約40cm以上の距離を確保し、画面は目よりも下方に
(この距離で見やすいようにメガネやコンタクトレンズの度数を調整しましょう)
*エアコンがきいている部屋は乾燥で目が乾きやすいため、加湿器などで保湿
ドライアイは放っておくと日常生活に支障をきたすこともあるので、なんとなく目に不快感や見えにくさを感じる方、疲れ目が気になる方は眼科にご相談ください。
眼の縁には、マイボーム腺という脂質を出す穴が並んでいて、涙の蒸発や安定に影響を与えています。
マイボーム腺がきちんと機能しない状態になると、目の充血や、乾燥感、ゴロゴロとする異物感を感じることがあります。
女性の場合は眼の縁にアイメイクを施した状態で不衛生になることがあります。
メイクをしない男性であっても不衛生な状態からマイボーム腺が機能しなくなることもあります。
まつ毛に付着したホコリなどの汚れ、皮脂や落としきれなかったアイメイク
汚れた毛穴には、ダニが住み着いたり、雑菌が繁殖して炎症を起こすこともあります。
目がゴロゴロする、かゆい、目がかすむ、なんとなく目が不快、ものもらいのトラブルが起きやすい。
もしかしたら目元の汚れが原因かもしれません。
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コンタクトを装用して違和感・痛みなどがある場合は、キズがある可能性があります。
コンタクトを装用していると上にズレる事があるという方は、アレルギーの症状が出ている可能性があります。
何か症状がある方はコンタクトを装用することによってその症状を悪化させる恐れがある為、コンタクト装用を中止し眼科を受診しましょう
コンタクトレンズは症状が治ってからまた装用を再開するようにしましょう!
【チーム木俣がアトピーを治す】
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細菌による角膜感染症
細菌によって起こる角膜炎です。
ゴミや砂などの異物が眼に入ったり、コンタクトレンズ装用で角膜に傷がついたりした時などに起こります
放置すると失明の危険がありますので一刻も早い治療が必要となります。抗菌剤の頻回点眼と全身的な投与が行われます
真菌による角膜感染症
カビによって起こる角膜炎です。植物による外傷、ソフトコンタクトの連続装用、ステロイド剤の長期点眼などにより起こることがあります。
細菌性のものに比較して、症状がでるまで日数がかかるのが特徴です。治療には抗真菌剤の投与が必要です
角膜ヘルペス
ヘルペスウイルスは多くは乳幼児の頃に初感染を起こし身体の中の神経組織に潜むようになります。一旦神経組織に潜んでいたううウイルスは発熱、紫外線被爆、ストレスなどをきっかけにして再び活動し、角膜へ移動して角膜炎を起こします。
これが角膜ヘルペスです。再発を繰り返す例が少なからずあります。
角膜は寝ている間でも酸素が必要です。
しかし、コンタクトレンズをつけたまま寝ることによって、
酸素不足になり、角膜が傷つき、そして細菌が感染する恐れがあります。
細菌感染を起こしてしまうと角膜が濁り、失明する可能性もあります。
◎コンタクトは装用時間を守ることが大切
コンタクトのレンズの種類や目の状態にもよりますが、
コンタクトは1日最大12時間までで外すようにしましょう。
◎コンタクトをつけたまま寝てしまった場合
レンズが乾燥して目に張りつき、傷が付くことがあります。
まずは人工涙液などを点眼して目をうるおわせてから
コンタクトを外すようにしてください。
もし、充血や痛みなど何か症状があれば眼科を受診しましょう。
糖尿病は血糖の高い状態が続くことで全身にいろいろな合併症をひきおこします
その一つが糖尿病網膜症です。
糖尿病の患者さんに起こる眼の合併症は、自覚症状なく進行することが多いため、重症になってから気が付くことも少なくありません。
眼の一番奥、眼底には網膜という神経の膜があり多くの毛細血管があります。
網膜の毛細血管を詰まらせたり、血管の壁に負担をかけて眼底出血をしたりします。
そのため血液の流れが悪くなり網膜に酸素や栄養素が不足し糖尿病網膜症の原因となります。
進行した場合、硝子体で大出血がおこり失明に至る場合もあります。
糖尿病網膜症で視覚障害者になる人は年間3000人にのぼると言われています。
初期の段階で患者さん自身が眼の異常に気が付くことは困難です。
このため眼科での定期的な検査を受けることが重要です。
ものもらいは、細菌が繁殖しやすい夏場に多く見られます。
高温多湿の夏は、ものもらいの原因となる細菌が繁殖しやすい季節です。
さらに夏の暑さによる睡眠不足や夏バテなどで免疫力が低下すると、感染を招きやすくなります。
また、夏はプールに入る機会が増える時期でもあります。
子どもだけでなく、大人でもウイルスに感染するリスクが高くなるといえます。
季節を問わず、ものもらいになりやすいのは、アトピーやハウスダストなどのアレルギーがある人。目のかゆみに伴い、目をこする行為が多くなるため、ウイルスや細菌の感染を招きやすくなります。
痛みを伴うものもらいの場合は、早期治癒のために受診をおすすめします。
病院では、主に外科的切除や患部を小さくするための注射などが行われます。
・麦粒腫・マイボーム腺炎
抗菌目薬を使用し、症状の程度により眼軟膏や内服薬も処方される。
膿がたまり痛みがある場合は麻酔薬を点眼し、針やメスで患部を刺して膿を出す。
・霰粒腫・マイボーム腺梗塞
まぶたの裏側から縦に切開し、老廃物がたまっている膜ごと摘出する。
施術をせず、副腎皮質ホルモン剤の点眼や軟膏、まぶたへの注射などで小さくする方法もある。
麦粒腫を放っておいたり、中途半端に膿を出したりしてしまうと、患部に膜をつくって老廃物がたまり、霰粒腫となる場合があります。
麦粒腫の段階で受診し、膿をきれいに出し切ってしまうことがおすすめです。
そろそろ学校で水泳の授業が始まると思いますが、
『水泳時はコンタクトを外す』ことが原則なのをご存じですか?
海水やプールの水が目やコンタクトに悪影響を与える可能性があります。
特にソフトレンズは影響を受けやすく、注意が必要です。
◎コンタクトが変形する
ソフトレンズの素材には水分が含まれているため変形しやすくなります。
◎感染症にかかる可能性がある
プールなどには雑菌が多く、雑菌が水と一緒に目に入ってきます。
コンタクトはせずに、度付きゴーグルなどの使用がオススメです。
もし、コンタクトをつけたまま海やプールに入った場合は、すぐに捨てて新しいものに交換をしてください。
また、泳いだ後は目の病気を防ぐためにも、少し目を休ませてからコンタクトをつけるようにしましょう。
コンタクトレンズが上方にずれたり、曇りを感じることはありませんか?
今回はそのような症状が生じる巨大乳頭結膜炎について書きたいと思います
巨大乳頭結膜炎とは・・・
コンタクトレンズの装用者や、義眼、手術の縫合糸による機械的刺激、
汚れに対するアレルギー反応が原因です。
まぶたの裏に直径1mm以上のぶつぶつができます。これが巨大乳頭です。
巨大乳頭は病気の進行とともに大きくなります。
目の充血、目ヤニ、かゆみ、異物感などの症状が出ます。
コンタクトレンズ装用者の場合は、レンズが上方へのずれや、
目ヤニによる汚れで、レンズの曇りが気になることがあります。
治療方法は・・・
抗アレルギー点眼薬を使用します。症状が強い方はステロイド点眼薬を併用します。
コンタクトレンズ装用している方は、レンズを中止しましょう
コンタクトレンズ装用を再開する場合は、毎日新しいレンズを装用できるので
できれば1DAYがおすすめです
2weekや常用のレンズをご希望の場合はしっかりとレンズのケアを行うことが大切です
何か気になる症状がある方は早めに眼科を受診してください
6月に入り日に日に日差しが強くなってきましたね
紫外線が気になる季節です。
実は紫外線のダメージが蓄積すると、眼病の原因になる可能性もあると言われています。
紫外線の多くは角膜で吸収されますが、紫外線の波長によっては目の奥の水晶体や網膜まで達してしまいます。
日焼けやシミ、そばかすとは違い目に対しての影響はなかなか実感できません。
目に届く紫外線のピークは昼間だけとは限りません。季節によっては朝夕がピークになることもあります。
対策としては日傘や帽子、サングラスなどが有効です。
また、コンタクトレンズにもUVカットのできるものもありますので活用してみて下さい
目を温めると血行が良くなり、目の筋肉の緊張が緩和するので、疲れ目に効果を発揮します。蒸しタオルなどを使ってみましょう。ただし、白目が充血しているときは炎症をとるために冷やすほうが効果があります。また暑い季節は目を冷やすとひんやりと心地良く、目がスッキリとします。
コンタクトレンズ装用時の目の疲れには、塩化ナトリウムや塩化カリウムなど、涙と同じ成分が入った点眼薬を使いましょう。
コンタクトレンズを装用していないときは、ビタミン類が多く含まれた点眼薬、ピント調整機能を改善するネオスチグミンメチル硫酸塩が含まれた点眼薬が有効です。また、ビタミンB6、B12が配合された栄養補給剤も効果的です。
視力の変化を知るためにも、定期的に眼科に行くことは大切です。視界のかすみやぼやけ、頭痛など、目の疲れ以外の症状が続いたときは、白内障、緑内障、網膜障害などの重い疾患が隠れている場合もありますので、病院で診察を受けましょう。
こんなに違う、まばたきの回数
普通に前を向いているとき、人間は1分間に平均20回程度のまばたきをしているといわれています。
それが読書になると約10回に、パソコンやゲームになると約5回に激減します。これが、疲れ目が現代病といわれている理由です。
ぜひ、やってみてください
網膜上にピントが合わないことを屈折異常と言います。
今回は屈折の違いによる見え方の違いについて書きたいと思います
◇正視
正視の場合は網膜上にピントが合います。
◇近視
網膜の手前でピントが合います。
近くは見えますが、遠くはぼやけて見えます。
◇遠視
網膜の後ろでピントが合います。
近くも遠くもぼやけて見えます。
近くを見るときも遠くを見る時も調節してみるため、疲れやすい状態です。
◇乱視
角膜のカーブに急な方向とゆるやかな方向があり、
ラグビーボールのようにゆがんでいるため、目のどこにも
ピントが合わない状態です。
近視には凹レンズ(-レンズ)、遠視には凸レンズ(+レンズ)
乱視には円柱レンズを使用して網膜の上にピントを合わせます。
目の状態や生活環境に合ったメガネやコンタクトレンズを処方し
使用しましょう
最近学校検診で用紙をもらった方がたくさん受診されています。
見えづらさがある方は、一度視力検査にいらしてください
角膜の表面の上皮が部分的にとれた状態を「びらん」といいます。簡単に言うと角膜の表面を浅くすりむいた状態です。
角膜潰瘍と違って軽症で、あとに後遺症としての視力障害は残らないのが一般的ですが、この角膜びらんを繰り返す再発性角膜びらんという状態になる人もいます。再発を予防する決定的な方法はないため、厄介です。
原因
多くは外傷、異物飛入、コンタクトレンズの長時間の装用など外的な要因で起こります。また、糖尿病(糖尿病の眼の合併症としては網膜症がよく知られているが、実は糖尿病の人では普通の人と比べて角膜の上皮が脱落しやすくなる)、角膜ジストロフィなどの内的な要因でも起こります。
症状
ゴロゴロ感、痛み、充血が起こります。涙もたくさん出ますが、目やにはあまり出ません。
急性に発症します。
治療の方法
症状が非常に軽い場合は、感染予防の抗菌点眼薬をするだけということもありますが、通常は抗菌薬の眼軟膏を塗布して、眼帯をします。びらんの大きさにもよりますが、通常は数日で治ります。
再発性びらんの場合は、1回ごとの治療は単純なびらんと同じですが、より痛みが強く、また数週間から数か月で再発をくりかえします。
再発性角膜びらんの場合、前述したように再発を完全に防ぐ方法はありませんが、1回ごとの発作については後遺症もなくきれいに治ります。また、何度も再発しているうちに、しだいに再発しなくなってくるのが普通ですので、過度に心配しないようにしてください。
白内障とは、水晶体が年齢とともに白く濁って視力が低下する病気です。
水晶体とは、
目の中でカメラのレンズのような働きをする組織で
外からの光を集めてピントを合わせる働きを持っています。
通常は透明な組織ですが、白内障では白く濁ってしまうため
集めた光がうまく眼底に届かなくなり、
次のような症状が引き起こされます。
白内障の代表的な症状
・視界が全体的にかすむ
・視力が低下する
・光をまぶしく感じる
・暗い時と明るい時で見え方が異なる、等
白内障は、どんなに症状が進行しても手遅れということはありません。
ただし、他の病気を併発する可能性もありますので、
症状が気になったら眼科を受診しましょう。
最近黒いものが飛んでいるように見えるという方が時々います。
そのような視野の中に蚊が飛んでいるようにみえる症状のことを飛蚊症と言います。
今回は飛蚊症についてお話したいとおもいます。
○加齢による飛蚊症
老化現象によってできた硝子体内の濁りの影が網膜に映って、
蚊が飛んでいるように見える症状です。
目の運動に伴って、浮遊物も一緒に動いてみえます。
大半は加齢が原因ですが、近視の場合は若い人でも
この現象を自覚することがあります。
○治療が必要な飛蚊症
網膜に穴が開く網膜裂孔や網膜剥離を起こしている場合、
放っておくと失明することがあります。
他にも何か気になる症状がある方は受診してください
眼科でまず行う検査の一つとして眼圧検査があります
風をポンと眼に当てる検査したことありませんか❓
角膜に空気を当てて、角膜の形状の変化で測定をしています
眼圧とは眼球内部の圧力のことです。
眼圧値は測定するたびに変動しやすいため、当院では片眼3回測定させていただいています。
苦手だからしたくないとおっしゃる方も時々いらしゃいますが、疾患を早期に発見するための重要な検査ですのでご協力をお願いします。
よく、コンタクトの度数とメガネの度数は一緒ですか?と聞かれます。
結論から言うと、違います!
メガネをかけるときは、レンズと眼の間に一定の距離(約12ミリ)があるのに対して、コンタクトレンズの場合は角膜の表面にのっているので、近視の場合はメガネよりも度が弱くなります。
なので当然、合わせ方も違います。
コンタクトレンズの処方と一緒にメガネの処方箋もご希望の場合はそれぞれで検査が必要になりますので、必ずメガネをお持ちください。
また、コンタクトがあるからメガネは必要ない、という方もたまにいらっしゃいます。
が、これはとても危険です
例えば、眼に異常を感じた場合、そのままコンタクトレンズを装用しているわけにはいきません。でもレンズを外したままでは不自由です。
そんなときに助かるのがメガネです。
また、眼障害にかかったときなど眼科医の指導でコンタクトレンズの装用を一時的に中止せざるを得ないこともあります。
そういったことに備えて、しっかりと見えるメガネもお持ちいただくことをおすすめします。
最近、コンタクトレンズを初めてされる方が増えています。
初めてコンタクトレンズをされる方は、まずは1DAYの使い捨てレンズから
始めることをおすすめします
1DAYソフトコンタクトレンズの使用上の注意点・・・
・定期検査は必ず受けるようにしてください。
*レンズが初めての方は1週間後に視力が安定しているか、目に傷が無いか
検診に来ていただくようお願い致します。
・レンズを触る前には必ず手を石鹸でしっかり洗うようにしてください。
・爪が長いと目を傷つけたり、コンタクトが破れたりする可能性があるので
必ず短く切ってください。
・レンズの急な長時間装用はトラブルの元になりますので、6時間くらいから始め
1~2時間ずつ延ばして装用してください。
1日最大12時間まででコンタクトレンズを外すようにしましょう!
・レンズが張り付いて取れなくなり、傷の原因にもなるので
就寝時(お昼寝も含む)は必ずレンズを外してください
・ソフトレンズは水が使えないため、水道水による洗浄、保存は
行わないでください
・入浴時、洗顔などで水や石鹸などが眼に入るとレンズが使用できなくなる
恐れがあるので注意してください
・化粧品の付着は汚れの原因となりますので、レンズ装用はお化粧前に
行うようにしてください。
・ソフトコンタクトレンズは水に溶けないので、使用後は必ず可燃ごみとして
廃棄してください
眼に異常が見られたり、いつもと異なる症状が出た場合は速やかに装用を中止し、
早めに眼科を受診してください
視力検査の時に、私乱視ありますか?と質問されることが時々あります。
今回は乱視ってなんなのかを少しお話しします。
乱視は眼球のカーブがラグビーボールのように縦と横が非対称であること、炎症や外傷などによっての障害などが原因となって発症します。
角膜や水晶体が歪んでいる事により、網膜上で光が一点に集まらずにはっきりとした像を作ることができなくなっている状態です。
乱視があると、物の距離には関係なく、物が二重に見える、ぼやけるような見え方になります。
乱視では物の見え方に支障をきたすことがあるため眼精疲労の原因にもなります。
治療としては、眼鏡やコンタクトレンズでの矯正になります。眼鏡やコンタクトで矯正できない場合、もしくは、患者さんの希望がある場合は屈折矯正手術などが選択されます。
暖かい日が増えてきて、花粉症の方にはつらい時期になりました
花粉症の対策はされていますか?
花粉症は、症状が悪化すると薬の効果が得られにくくなりますので、
症状が軽いうちに症状を抑える薬を使い始める「初期療法」が勧められています。
初期療法とは、抗アレルギー点眼薬を花粉飛散予測日の2週間程度前か、
もしくは花粉症の症状が少しでもあらわれた時点で使用を開始します。
早めに薬を使用することで花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすくなり、症状を抑えた状態でシーズンを送ることができます。
また、花粉やホコリなどの異物は、洗い流すのが効果的です。
ただし、目は表面が涙で守られており、水道水で目を洗うことで細胞が傷つくこともあり、また涙も洗い流してしまうので、市販の人工涙液を利用してください。
今年は例年より花粉の飛散量がやや多いとのことです
早めの対策で今年の花粉症を乗り越えましょう
◎逆まつげとは?
本来まつげは、まぶたの縁から眼球とは反対側へカールし、眼球にあたらないように生えていますが、『逆まつげ』はまつげが眼球の方へ向かっています。
そのため、まつげが眼球にあたってしまい、角膜を傷つけます。
ひどくなると角膜に炎症や潰瘍ができることもあります。
《症状》
・痛み ・ゴロゴロする ・異物感 ・涙が出る
◎逆まつげになる理由
逆まつげになる理由は大きく分けて2つあります。
まつげが眼球側に向かって生えるタイプ(睫毛乱生)
まぶたの縁が眼球側へ向いてしまうタイプ(眼瞼内反)
生まれつきの軽度の逆まつげは成長とともに自然に治る場合が多いため、子供のうちは外科的な治療は行いません。
成長するにつれても治らない場合や老人性のものは手術を行う場合があります。
★自分で逆まつげを抜くと、角膜を傷つけたり、感染などの恐れもあるため、まずは眼科を受診しましょう。
眼の疲れを感じてはいませんか?
項目をチェックして確認してみてください。
《目の症状編》
・目が重い、目が痛くなることがある
・目がかすむ
・しょぼしょぼする
・目が乾燥する
・最近、視力が低下した
・夕方になると近くが見えづらくなる
・まぶたがけいれんすることがある
《身体の症状編》
・肩こりがひどく、肩が張っている
・頭が重い
・頭痛、偏頭痛がする
・後頭部、首筋が痛くなる
・頭全体に圧迫感がある
・鼻から額にかけて違和感がある
《視環境編》
・毎日パソコンを長時間使用する
・暗いところで読書やスマートフォンを使う
・眼鏡やコンタクトの度数を何年もかえていない
日々の生活を振り返って、当てはまった項目は何個ですか?
5〜8個あてはまる場合、要注意!です。
眼に疲れを感じることが多いため、早めにアイケアをして疲れ眼の予防をしましょう。
9〜16個あてはまる場合、危険な状態!です。
眼がとても疲れているため、眼を休ませてアイケアをすることをおすすめします。
涙は目を守ってくれる重要な物質です。
そのためには“安定した涙”が必要です。
安定した涙は・・・
目の表面が滑らかになり、見えやすく、
ホコリ、ゴミ、乾燥から守ってもらえます。
不安定な涙は・・・
疲れやすく、モノも見えにくくなります。
涙は目を守るため、以下のような大切な働きをしています。
*乾燥防止
*殺菌から目を守る
*目の洗浄
*栄養補給
*目が鮮明な像を結べるように黒目の表面を滑らかに保つ
このように目を守るバリアのような働きをしています。
涙はドライアイなどによって不安定になることもあります。
ドライアイの要因には様々なものがあります。
特にパソコン・コンタクトレンズ・エアコンなどを使用することで
涙が蒸発しやすく、不安定になり目の表面の細胞を傷つけてしまいます。
“まばたき”をすることによって涙の分泌を促す刺激となって涙を出したり、
目の表面に涙を均等に行きわたらせる働きがあります。
最近寒い日が続いているのでエアコンを使うご家庭が多いと思います。
目の乾燥など気になる症状がある方は眼科を受診してください
ソフトコンタクトレンズ(SCL)を水道水で洗ってはいけません。
水道水を使用すると浸透圧の違いからコンタクトレンズ(CL)の形状変形や、水道水に含まれる鉄・カルシウムイオンなどによるCLの汚れ、塩素による眼障害を発症する可能性があります。
日本の水道水は塩素消毒によって大腸菌に代表される病気の原因になる微生物は死滅・不活化あるいは除去されていますが、すべての微生物を取り除いた無菌の状態ではありません。
CLを水道水で洗浄することによって、水道水中残すところあと微生物で汚染される可能性があります。
特にSCLは微生物がハードレンズよりも吸着しやすい為、専用のケア用品で洗浄する必要があります。
水道水が原因で発症する角膜感染症の代表例がアカントアメーバ角膜炎です。
アカントアメーバ角膜炎は診断や治癒が難しい難治性疾患で、治癒しても角膜の混濁や不正乱視が残存して視力障害をおこします。
SCLを水道水で洗浄すると、水道水内に存在するアカントアメーバがCLケース内に持ち込まれ、ケース内で増殖してSCLに吸着します。
CLを水道水で洗浄して、そのまま水道水の中で保存する事が最も危険です。
角膜(黒目の部分)にはほこりやゴミなどさまざまな物が入り、
角膜上皮に刺さったり、くっついたりします。
多くは涙で流れ出るのですが、ときには異物によって角膜が傷つき、痛みます。
角膜の中央から上の方にかけて異物があると、まばたきによって刺激されやすく、下の方にあるときよりも痛みが強いのが特徴です。
まばたきをしてみても取れないなら、できるだけ早く眼科を受診してください。
放っておくと結膜が充血し、痛みが強まります。
最も注意が必要なのは鉄粉が入ったときです。
鉄サビの色素が角膜などに付き、すぐに目が変色するため、鉄粉とサビをいち早く取り除く必要があります。
鉄粉が目に入った場合は、すぐに眼科を受診してください。
職業柄、鉄を扱う人は十分に気をつけてください。
目は傷つきやすいデリケートな存在です。
無理矢理、異物を取り除こうとして逆に目を傷つけてしまうことがあります。
家庭でできる応急手当の限界をわきまえて、眼科で専門的な診療を受けることが最良で最短の治療です。
まぶたの裏にある溝に異物が入ってしまったときには外からは見えず、自分では取れません。
目に入った異物が見つからないときには眼科の受診が必要です。
異物が取り除けても、取り残しがあったり、角膜や結膜を傷つけたりしていることがあります。
目の違和感や気になることがあれば、眼科に相談してください。
人にとって異物である細菌が目に入ると、免疫反応としてめやにが作られます。
めやにの症状から考えられる病気として、ウイルス性結膜炎やアレルギー性結膜炎があります。
ウイルス性結膜炎の場合は、人に移る可能性があるため注意が必要です。
《日々の生活で行えるケア》
めやにが気になる場合は、目を清潔を保つことが大切です。
・手をよく洗い、丁寧に拭き取る
・めやににも細菌やウイルス含まれていることもあるため、もう一度目に入らないように気を付ける
起床時などの目尻や目頭に少量出るめやには生理現象です。
めやにの量が多い、めやにの色が黄色っぽい、粘り気がある場合、さらに充血の症状があれば、目の病気やトラブルの可能性があります。
少しでも異常を感じたら、早めに眼科を受診しましょう。
当院では、受付時に結膜炎の可能性がある患者様には、他の患者様への感染を防ぐため診察や会計を別の場所でさせていただいています。
ご理解よろしくお願いいたします。
今回はハウスダストについて書きたいと思います
ハウスダストには以下のようなものがあります。
●ほこりの中に混じっている生きているダニ
●ダニやゴキブリの死骸
●人や動物のフケや毛、カビ など。
ハウスダストが無数のほこりとなって空中に舞い上がり、
結膜にくっつくと結膜炎、鼻の粘膜にくっつくと鼻炎、
吸い込むと気管支ぜんそくなど、さまざまなアレルギー症状を引き起こします。
症状は目のかゆみ、充血、腫れ、まぶたの裏にぶつぶつができる
などの症状がでます。
悪化すると結膜や角膜を傷つけ、目がゴロゴロしたりかすんだり
まぶしく感じたり、痛みが出たりします。
そのほか、涙や目ヤニが多く出ることもあります。
治療法は症状が悪化しないようにするためにアレルギー点眼薬が
よく使われます。
症状が強い場合は、ステロイド点眼薬が使われます。
このお薬は作用が強くよく効きますが副作用もあるので
医師の指示に従ってお使いください
生活上の注意点は・・・
●まめに掃除しましょう!
●晴れた日は布団を干しましょう!
●枕カバーやシーツは毎週洗濯しましょう!
●早寝早起きをして生活のリズムを整えましょう!
●適度に運動しましょう!
このようなことに注意し、ハウスダストを減らすことが
大切になります。
アレルギー症状がある方はぜひ実践してみてください
何らかの化学物質、たとえば洗剤や有機溶剤、パーマ液などが
誤って眼に入ってしまったときは、経過は異なりますが、
時に失明に至るようなケースもあります。
■症状
科学物質が目に入った直後は、結膜や角膜といった眼球表面の組織に炎症が起こります。
なかには角膜の表面が完全に剥がれてしまったり、角膜全体が摺りガラスのように濁ってしまうこともあります。
特に、化学物質がアルカリ性だった場合、眼球表面にとどまらず、化学物質が角膜を透過して眼の内部にまで障害を及ぼす場合もあります。
軽症の場合は治療により後遺症を残さずに回復することがほとんどです。
しかし重症の場合、眼球とまぶたが癒着してしまったり、角膜が白く濁ってしまうなどの後遺症を残すことがあります。
■治療
化学物質が眼に入ってしまった場合、医療機関を受診する前に、
その場でなるべくはやく、眼を開けたまま水道水などの流水で10分以上眼を洗うことが必要です。
一般に、化学物質が眼に接触している時間が長ければ長いほど眼の障害は重症となります。
傷ついた眼を開けたまま洗うのは痛いので非常に難しいのですが、できるだけ化学物質を洗い流すことが重要です。
洗眼が済んだら、ただちに眼科を受診してください。
その後の治療は、化学物質の種類・化学物質が眼に接触していた時間・
目の障害の程度などによって異なります。
パソコンやスマホ、ゲーム機器などの長時間の作業により、体や心に影響が出ることがあります。
・肩が凝ったり、首から肩や腕が痛かったり、だるいなどの体の症状
・イライラや不安感などの精神的症状
そして目が疲れる、視力が落ちる、目がかすむ、目が痛む、目が乾燥する、などの目の症状もあり、休憩をしても簡単には回復できなくなります。
《パソコンなどの液晶画面をみる作業をするときに心がけるポイント》
①適度な休憩
1時間ごとに10〜15分は休憩をとり、休憩中はリラックスして遠くの景色をながめたり、目を閉じたりする
②体操
ときどき適度に体を動かして緊張をほぐす
③メガネをかける
度数のあったものを使う(度数が強いものを使うとかえって疲れる場合があります)
④早期受診
異常を感じたら早めに眼科受診をする
★理想の姿勢★
・室内はできるだけ明暗のコントラストがないようにして、まぶしく感じないようにする
・視線がやや下向きになる角度で、画面と目の距離は40cm以上にする
・椅子に深く腰をかけて、背もたれに背を十分に当て、足の裏全体が床に接するようにする
日頃から予防や対策をし、大切な目をいたわりましょう。
ドライアイとは、目の不快感や視機能異常をと伴う病気です。
下のチェック項目のうち5つ以上があてはまれば、ドライアイの可能性が
高くなります。
◇目が疲れやすい ◇目が痛い
◇目が重たい感じがする ◇目がゴロゴロする
◇理由もなく涙がでる ◇かすんで見える
◇目が乾いた感じがする ◇目が赤くなりやすい
◇目ヤニが出る ◇目がかゆい
◇なんとなく目に不快感がある ◇光をまぶしく感じやすい
※経度でも長期にわたって症状があれば該当します。
自分でできるドライアイチェックなので、ぜひ行ってみてください
これから暖房を使用する時期になるので、乾燥が気になる方も多くなるかと思います。
何か気になる症状がある方はお早めに眼科を受診してください。
弱視とは、どこも悪いところがなく、屈折異常の矯正を行っても視力が0.8以下となる目のことです。
視力は6歳ころまでに目を続けて使わなければ発達しないと言われています。
子供の時に何らかの原因で目を使わなかった場合に視力が発達しなくなり、弱視になります。
弱視の治療は目を使わせることです。
両方の目を開けていると視力の良いほうの目でばかり見てしまい、視力の悪いほうの目を使わなくなります。
そのため、視力の良いほうの目を眼帯などで覆い悪いほうの目を使わせるようにします。
弱視の原因として、
小さいころから白内障があり、眼底に光が到達しない
片方の目だけに強い遠視や乱視があり、その目が常に使用されていない
片方の目が斜視になっていてその目が常に使用されていない
などが考えられます。
弱視は視力の発達期に治療しなければならず、大人になってから治療しても治りません。
子供のときに弱視を見つけて治療することが大事となります。
ドライアイはさまざまな原因によって、涙の量や質が変わってしまうことで眼球の表面に障害が起きる病気です。
Q 目が乾きやすいのは、どんなときでしょうか?
A 「目が疲れた」と感じたとき、その原因の約60%が「目の乾き」にあるといわれています。
◎コンピュータ作業をしているとき、運転や細かい作業など精神集中が必要なとき
▷まばたきが少なくなり、目が乾きます。
◎乾燥した部屋にいるとき、飛行機に乗っているとき
▷涙が蒸発しやすいので、目が乾きます。
◎睡眠不足のとき、ストレスが強いとき
▷涙の質や量が低下し、目が乾きます。
《コンタクトレンズと涙の関係》
目の表面にはまばたきの度に新鮮な涙が運び込まれています。
しかし、コンタクトレンズで角膜にフタをした状態になると、まばたきによる涙の交換率がぐんと下がります。
ハードコンタクトレンズ装用時では、約20%
ソフトコンタクトレンズ装用時では、なんと2〜3%になります。
ドライアイと診断された方は、病院で相談して適切なコンタクトレンズを選んでもらいましょう。
にしむらクリニックでは、先日よりアイピローとマスクの販売が始まりました。
☆アイピロー(¥2,160)
使い方は電子レンジで20~30秒ほど温めてから、目や肩などにのせて使います。
目の乾燥や、疲れには蒸気でじんわり温めてからのご使用がおすすめです
また目の充血・すっきりしたいときには、冷蔵庫で2時間ほど冷やしてから
使うこともできます。
このアイピローにはラベンダーとカモミールの2種類あります。
ラベンダーについて・・・
においが良いだけではなく、鎮静作用にすぐれています。
ストレスによりこわばった心身をリラックスさせ、イライラ・緊張・不安などを
和らげる効果があるとも言われています。
ストレスを感じ取りやすい方や、気分がなかなか安定しないようなときにも
ラベンダーの神経を安定させる作用が役立ちます。
カモミールについて・・・
日本では「カミツレ」という名で親しまれてきました。
心身をリラックスさせる効果があると言われ、つい最近まで医療扱いされるほどの
花でした。
フルーティーな甘い香りに鎮静効果があり、イライラや疲労を癒してくれます。
また、別名「マザーハーブ」という呼ばれ、女性特有の月経前症候群(PMS)や、
生理前のイライラやだるさ、更年期障害の諸症状を暖和してくれると言います。
☆竹のうるおいマスク(¥1,080)
のどやお肌を乾燥から守る竹布のうるおいマスクです。
表地には、ガーゼ織の生地、裏地には肌触りの良い天竺編みの生地が
使用されています。
飛行機などの空気が乾燥する乗り物の中や、のどを傷めがちな睡眠時に
使っていただくのがおすすめです
気になる方はスタッフまでお気軽にお聞きください
点眼薬の容器には使用期限が記載されていますが、これは開封前の使用期限です。
開封後の使用期限は点眼容器内の微生物汚染を防ぐ為、一般的に1か月間とされています。
点眼薬の容器は5mlのものがほとんどであり、1日4回片眼に点眼する場合であれば25日で使い切ることになります。
したがって、毎日回数を守っていればほとんどの薬剤は1カ月以内になくなる為、問題ありません。
また、無くなるスピードが極端に早い方は1回の点眼に2~3滴点眼していませんか?
点眼薬の1滴量が約0.05mlであるのに対し眼表面にとどまることのできる液体量はおよそ0.03mlです。1滴で十分目表面にとどまる量を超えているため、2滴目以降はすべてあふれ出てしまいます。1回に何滴も点眼すると点眼薬がなくなるのも早くなってしまうので、1滴に留めるのが望ましいです👀
網膜剥離(もうまくはくり)とは、
眼球の内側にある網膜という膜が剥がれて、視力が低下する病気です。
網膜とは?
目の中に入ってきた光を受け取り、脳への視神経に伝達する組織で、
カメラでいうフィルムの働きをしています。
網膜の剥がれは痛みを伴わないため気付きにくく、前兆として飛蚊症が現れることがあります。
また、網膜の中心部である黄斑部分まで剥がれた場合、
急激に視力が低下し、失明に至る恐れもあります。
原因:
網膜剥離は、加齢や糖尿病網膜症などの一部の病気、事故などによる頭部や眼球への物理的ショックが原因で引き起こされます。
いずれも網膜の裂け目(網膜裂孔)が網膜剥離の第一歩となります。
眼球の中は硝子体というゲル状の物質で満たされていますが、
何かのきっかけでこの硝子体に網膜の一部が引きずられ、網膜に小さな裂け目ができてしまうことがあります。
早期発見のために!
網膜剥離は、治療が早ければ早いほど視力への影響が少ないので、早期発見と速やかな治療が大切です。
次のような症状が気になる場合は、眼科で検査を受けましょう。
◉目の前を蚊のような黒く動くものがちらちら見える(飛蚊症)
◉暗い場所で突然稲妻のような光が見える(光視症)
◉急に視力が低下した
糖尿病網膜症とは糖尿病によって起こる目の疾患です。
★糖尿病の三大合併症
糖尿病で全身の血糖コントロールが不十分だと、目の奥(網膜)の細い血管も損傷を受け、糖尿病網膜症を発症することがあります。
進行すると新しい血管が発生し、硝子体で出血を起こします。
最悪の場合は、失明に至ることがあります。
《糖尿病網膜症の治療》
基本は、原因となる糖尿病の治療をしっかり行い、良好な血糖コントロールを保つことです。
病気の進行段階に応じて、レーザーによる治療や硝子体手術を行います。
糖尿病網膜症は、かなり進行するまで自覚症状がない場合もあります。
糖尿病と診断されたら、眼科でも定期的に眼底検査を受けましょう。
今回は5つの目に良いと言われている食べ物と栄養素について書かせて頂きます。
●アスタキサンチン
眼精疲労を和らげると言われています。
網膜の血流を増加させ、毛様体機能を調整します。
カニ・エビ・サケ・イクラなどに多く含まれています。
アスタキサンチンは最近では化粧品にも多く含まれ注目を集めています。
●ルテイン
体内では網膜の黄斑部に多く存在しています。
抗酸化作用をもつ「カロテノイド」の一種で食べ物では、
ほうれん草やブロッコリー、キャベツなど濃い緑色の野菜に多く含まれています。
ルテインは体内で合成することができず、加齢に伴って減少すると言われています。
●ビタミンC
正常な水晶体はビタミンCを多く含みます。
またビタミンCを摂取する人は白内障になりにくいと言われているようです。
いちご、キウイ、カリフラワー、ほうれん草、みかんに多く含まれています。
●亜鉛
亜鉛は味覚を正常に保つのに働いたり、皮膚や粘膜の健康維持を助けます。
かき、ウナギなどの魚介類は亜鉛の量が多い食品です。
●銅
赤血球の形成を助け、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。
特にかき、するめなどの魚介類、レバー、ナッツなどに多く含まれています。
上記のように食べ物には様々な栄養素が含まれています。
バランスの良い食事を心がけましょう
忙しくて栄養を食事で採れない場合は、サプリメントを活用するのも
一つの方法です
今回は4つの視力(近視)矯正具についてのメリット・デメリットについて書かせて頂きます。
眼鏡
メリット
年齢制限がない・角膜の障害を起こさない
デメリット
強い近視や乱視には不向き・左右の視力に大きな差がある方は不向き・くもりやすい・激しいスポーツには不向き
ソフトコンタクト
メリット
異物感が少なく早く慣れる・激しいスポーツにも適応・ずれる、外れるなどが少ない
デメリット
眼が乾燥しやすい・アレルギーを起こしやすい・トラブルが起きても気づきにくい・ハードにくらべ角膜への負担が大きいため長年の使用のは不向き
ハードコンタクト
メリット
乱視矯正に優れている・トラブルがおきても早期発見しやすい・角膜への負担は軽い
デメリット
異物感が強く慣れにくい・ごみ等の異物が入ると痛い・激しいスポーツには不向き・外れやすく紛失の確率が高い
オルソケラトロジー
メリット
裸眼のままで日中過ごすことができる・近視進行の抑制効果が期待できる・就寝時装用のため異物感が少なく早く慣れる・外科的な手術ではないので治療を中止すれば角膜は元の状態に戻る
デメリット
強度の近視、強度の乱視には不向き・遠視の矯正はできない・視力が安定するまでに時間がかかる
白目の部分が赤くなり、出血している状態を結膜下出血といいます。
結膜下出血とは、結膜下の小さい血管が破れ、出血したものです。
少し目がごろごろしますが、痛みなどはありません。
原因はさまざまで、くしゃみ・せき、過飲酒、月経、水中メガネの絞め過ぎなどでも出血します。
結膜下の出血では、眼球の中に血液が入ることはなく視力の低下の心配もありません。
出血は、1~2週間ほどで自然に吸収されることが多いですが、強いものでは2~3カ月ぐらいかかります。
いずれにしても自然に吸収されますので、ほとんどの場合心配はいりません。
出血自体は、軽度であれば10日前後で自然吸収され白目に戻るため、治療の必要はありません。
また、出血が止まっても赤目が広範囲で長引いているひどい場合は、吸収促進のために血栓溶解剤などを結膜下注射することもあります。
人間は情報の80%以上を視覚から得ているとされています。
テレビ、パソコン、スマホ作業をする人の半数以上は“目の疲れ”や“イライラ”など、何らかの目の悩みを抱えているといわれています。
《疲れ目と眼精疲労の症状》
★疲れ目
・ショボショボする
・乾いたようなに感じる
・充血する
★眼精疲労
・まぶしさを感じる
・涙が出る
・物が二重に見える
・目の奥が痛む
・目がかすむ
眼精疲労とは、一時的な目の疲れではなく睡眠を十分とっても回復せず目の疲れが断続的に続くような場合をいいます。
《簡単な目のケア》
・目の周りを軽くマッサージする
・蒸しタオルやおしぼりで温める。
・パソコンを長時間使用するときはこまめに休憩をとる。
・意識してまばたきをする。
秋は目の病気も多くなる季節であるともいわれています。
目の健康にも注意しましょう。
アレルギー性結膜炎は、花粉(アレルゲン)が原因でおこる結膜炎です。
スギ、ブタクサ、ヒノキなどの花粉が目の粘膜にふれることで、アレルギー症状が現れます。
♦季節性アレルギー性結膜炎の症状♦
〇結膜充血
結膜の血管が拡張して、白目やまぶたの裏側が赤くなります。
〇結膜浮腫
結膜の血管から血しょう成分が漏れ出して、白目がブヨブヨになります。
♦季節性アレルギー性結膜炎の予防♦
•花粉が多く飛散しそうな日は、外出を控えめにする。
•外出時には、帽子・めがね・マスクを着用する。
•帰宅時や洗濯物を取り込む時には、花粉を払い落とす。
♦季節性アレルギー性結膜炎の治療♦
治療には、アレルギー用の点眼(抗アレルギー薬・抗ヒスタミン薬・ステロイド点眼薬など)が処方されます。
処方された点眼薬を医師の指示に従って点眼することが大切です
花粉が飛散する2週間くらい前から点眼薬を使用し予防しておくと、
症状が軽くすんだり、症状が出る期間が短くなったりして効果的です。
これからスギ、ブタクサなどイネ科の花粉が飛散する季節となります。
アレルギー症状がひどくなる前に一度受診してみてください
あっと言う間に8月も終わりですね。今年の酷暑は本当にキツかったですね
そして、学生の皆さんは宿題に追われる時期ですね。頑張れ~
今日は眼をぶつけた時のお話をします
スポーツをしていてボールが当たった、近くにいた人の手がぶつかった、よろけてつまずいて眼をぶつけたりという眼の打撲は意外と多いんです。
重症の場合、失明のおそれもありますので、なるべく早く病院へ受診しましょう。
打撲直後はなるべく安静にしてください。
眼をぶつけた場合は、強い打撲の影響で眼底出血や網膜剥離が起こることがあります。
眼の奥を詳しく見るための検査が必要な場合がありますので、病院受診の際は車の運転はしてこないようにして下さい。
年齢を重ねると身体のいろいろなところで病気がでてくることがあります。
『加齢黄斑変性』もそのひとつで、加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気です。
《加齢黄斑変性の主な自覚症状》
◎変視症
網膜の腫れや網膜の下に液体が溜まると網膜がゆがみ、そのゆがんだ網膜で見るとものがゆがんで見えます。
黄斑部は障害されますが、周辺部は障害されていないので、中心部はゆがんで見えますが周辺部は正しく見えます。
◎中心暗点
さらに黄斑部の網膜が障害されると、中心部の視野が欠けて(中心暗点)、見ようとするところが見えなくなります。
視力低下も症状のひとつです。
◎色覚異常
症状が進んでくると色が分からなくなってきます。
近年の高齢化に伴って患者数は増加しており、 50歳以上の80人に1人の割合で発症する恐れのあることがわかってきました。
また、加齢の他に喫煙も発症原因のひとつといわれています。
早く異常に気付くために、日頃から見え方をチェックしましょう。
緑内障とは、気づかないうちに視野が狭くなる疾患です。
物を見るための神経である視神経が障害を受けて、徐々に視野(見える範囲)が欠けていく病気です。
40歳以上のおよそ20人に1人が緑内障になっていると言われていますが、多くの人が緑内障だと気づかずに過ごしているともいわれています。
◇緑内障の代表的な症状と経過
ゆっくりと視野が欠けていき、放置していると失明の可能性もあります。
◆緑内障の治療
治療の基本は点眼薬です。
視力や視野の状態を維持するために、継続して点眼を行っていく必要があります。
視野の異常は自覚しにくいため、進行するまで気づかないケースが多いです。
一度失った視野は戻らないため、定期的に検査を受け、早期発見・早期治療につなげることが重要です。
角膜異物とは、角膜と呼ばれる目の表面にある透明な組織に異物が付着、
あるいは刺さった状態のことです。
角膜異物として最も多いのは鉄粉です。他にも草刈り機の使用中に
弾いた小石や、草刈刃、植物の葉や枝などが刺さっていることもあります。
異物が入った部位によっては、視力障害の後遺症を残すことがあり、
感染症などの合併症を起こした場合は失明に至る可能性もあります。
異物の種類で注意することは…
鉄粉では時間が経つと鉄さびにより角膜炎症です。
植物では、細菌感染や真菌感染が生じる可能性があることです。
異物が入る恐れのある仕事をしている方は、予防のために
ゴーグルを着用して作業することが大切です
視力障害といった後遺症を残さないためにも、目の表面に異物が
入った場合は、早期に眼科を受診してください
翼状片とは、黒目の中央に向かって白目が進入してくる病気です。鼻側だけという事が圧倒的に多いのですが、耳側にできることもあります。
まれですが、鼻側と耳側の両方から進入してくることもあります。
(鏡でみると黒目の中に白い三角形があるという感じです)
原因として、紫外線やホコリ、逆まつげによる刺激などが考えられています。
大体の目安として白目と黒目の境界から黒目の中心までの半分ほどの大きさになる前に手術をしたほうがいいです。
角膜中央に入ってきてから手術をすると手術で切除したあとに視力が十分にでないことがあります。
海やプールに入るとき、ゴーグルをしていればほとんど水がつかないから
大丈夫、とコンタクトレンズを使用されている方も多いようですが
プールの水には塩素が含まれています
コンタクトレンズに付着した塩素が、目の中に高濃度で長い時間とどまると、角膜に傷や炎症を起こすことがあります。
また、プールの水や海水には様々な細菌が存在し、コンタクトレンズで傷がついた目は細菌感染にかかりやすい状態です。
これにより、視力低下を起こす可能性もあります。
そのため、プールや海でのコンタクトレンズ使用は、ゴーグルをしていても原則として禁忌、とされています。
それでも、度付きゴーグルが使えないなど、どうしてもコンタクトレンズ装用が必要な場合には、ゴーグル併用で必ず1日使い捨てレンズを使用し、
海やプールから上がった後、新品のコンタクトレンズに交換してください。
泳ぎ終わった後の目は雑菌が繁殖しやすくなっていますので、時間を置いてから装用するようにしてください
コンタクト処方時に聞かれることの多い質問にお答えします(*^^*)
コンタクトが外れにくい時はどうすればいいですか?
➡まず、目薬を使用してみて下さい。乾燥により、目の水分が少なくなっている可能性があります。
点眼後、すぐに外すのではなく、何回かゆっくり瞬きをして、十分になじんでから外してみて下さい。
コンタクトをつけたままお昼寝しても大丈夫ですか??
➡原則的には禁止です。連続装用が可能なCLもありますが、コンタクトをつけたままの就寝は角膜の酸素不足を招く原因になりかねません。
装用時間、使い方は厳守して下さい。
保存液の代わりに水で洗ってもいいですか???
➡アカントアメーバや雑菌がレンズに付着する可能性があります。絶対にやめて下さい。飲用できるきれいな水でも眼にとって大丈夫とは限りません。
コンタクト専用のケア用品で正しくケアをしてください。
内反症とは、まぶたが内側(眼球側)に向いたため
睫毛が角膜に接触してしまう状態です。
アデノウイルス結膜炎(はやり目)とは、
ウイルス感染によって起こる結膜炎です。
■はやり目の病期パターン
感染(感染後 約1週間 – 潜伏期間 – )
症状が出ないので、感染したことに気づきません。
➡発病(発病後 約1週間 – 症状のピーク – )
感染力が強く、次のような症状が現れます
充血・異物感・流涙・耳前リンパ節の腫脹
➡発病後 約2週間 – 徐々に改善 –
症状は徐々に軽減していきます。
重症の場合は、角膜に濁りが残り、視力が低下することもあります。
!はやり目にかかったときの注意点!
・手を流水と石鹸でよく洗う
・目をさわらない
・学校や保育園は医師の許可が出るまで休む
・仕事は休むのが望ましい
・医師の許可が出るまでコンタクトレンズは装用しない
・医師の許可が出るまでプールに入らない
・タオルや洗面用具は家族のものと別にする
原因はアデノウイルスで、発症してから治るまでに2週間ほどかかります。
アデノウイルスは感染力が非常に強いので、周りの人にうつさないように注意しましょう。
パソコンやスマホの画面などを見続ける生活により、知らず知らずのうちに目を酷使しており、その結果、目が疲れやすくなっています。
ドライアイとは涙の量が不足したり、涙が均等に行きわたらなくなる病気です。
ドライアイは目の乾燥や疲労感だけではなく、異物感、目の痛みなど慢性的な目の不快感を生じます。
また、目を使い続けることによって、視力の低下も起こします。
★ドライアイチェック★
10秒間、瞬きをせずに目を開けていられますか?
瞬きを我慢出来なかった方はドライアイの可能性があります。
また、
・目が疲れる
・乾いた感じがする
・目が痛い
・不快感がある
などの症状があり、少しでもドライアイの疑いのある方は眼科を受診してみてください。
鼻涙管閉塞症は、涙の通る排水管(涙道)が詰まってしまう病気です。
鼻涙管閉塞症は、目の病気ですが、失明するような病気ではありません。
悲しくもないのに涙が出て止まらない状態となります。
しかし洗面所の排水管の詰まりと同じように、汚いものが逆流してくるので充血したり目やにが出たりします。
これは目の健康を考えると、好ましいことではありません。
年齢のせいにして放っておくと、最初は涙が出るだけの症状が、目やにが止まらなくなったり腫れてきたりすることがあります。
人によっては常にハンカチなどで目を拭わなければならない為恥ずかしさやうっとうしさを訴えます。
診察で涙の溜まり具合をみます。また、涙の状態を調べる検査をして、実際に涙が鼻まで通っているかどうかを確認します。
目頭の涙の排水溝(涙点)から水を通して涙の通りを調べます。
主な治療法としては涙の通り道を広げるために涙管チューブを用いた治療を行います。
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遠視とは、網膜の後方でピントが合うという屈折異常であり
遠くについては調節力が足りてみえるが、近いところで調節力が不足し見えない。
老眼は老化による調節機能の低下で調節できる範囲が少なくなり、遠くが見える人は近くが見えなくなり、近くが見える人は遠くが見えなくなります。
目の屈折状態は眼軸の長さとレンズである角膜・水晶体の屈折力によって決定されます。
眼軸の長さが長すぎたり、短すぎたりすると、遠くのモノが網膜にピントが合わなくなります。これが屈折異常です。
遠視とは、まったく調節しない時に網膜の後方でピントが合うため、遠くを見る時は少しの調節で見え、近くを見る時は強く調節をしないとはっきり見えない目のことです。
遠くでも近くでも調節が必要になり疲れやすい目です。
老眼は40歳前後からはじまる誰もがなる目の老化で、水晶体の弾力性が弱まり、調節力が低下した結果、近いところが見えにくくなる症状を指します。
「自分はまだ若いから」と無理をすると、次のような症状が現れます。
● 肩こり
● 頭痛
● 目の疲れ
● 吐き気
結膜にはアレルギー反応を引き起こす細胞があります。
花粉などの抗原が目や鼻、口から侵入することによりアレルギー反応を引き起こす細胞が刺激され目がかゆくなります。
目がかゆいからといって、何度もこすったり強くたたくと、目を傷つけてしまいアレルギー性結膜炎とは異なる病気になってしまう可能性があるので、目に優しくかゆみに対処しましょう。
目のかゆみを和らげる方法
・冷たいタオルをあてる
・水道水での洗眼を避ける
・人工涙液などで抗原を洗い流す(防腐剤の入った人工涙液は避ける)
また、アレルギー性結膜炎は点眼薬による治療だけではありません。
(1)花粉対策
外出時にはマスク・メガネ・帽子などを活用し、帰宅後はうがい・手洗い・洗眼をしましょう。
(2)ダニ対策
シーツやカバーはこまめに洗濯し、布団は天日干しをしましょう。
(3)生活習慣の見直し
ストレスを溜めず、十分な睡眠をとり、バランスの良い食事をとるようにしましょう。
まずは、アレルギーの原因となる抗原をよせつけないようにすることが大切です。
睫毛乱生(しょうもうらんせい)とは、
まつげが正常とは反対の眼球側に向かって
生えた状態のことをいいます。
まぶたの炎症や外傷などのあとが
原因となります。
●症状●
まつげが角膜に当たることにより
痛みや異物感(目がコロコロする)
涙が出るなどの症状が現れます。
●治療●
角膜に触れているまつげを抜きます。
まつげを抜いても症状が改善しない場合は、
手術する方法もあります。
放置しておくと角膜に傷がつくことが
あるので、気になる方は早めに
眼科を受診しましょう(*^^*)
わずかな時間でもCLを装用したまま寝てしまった経験がある人はどのくらいいるでしょうか。
昼寝と言う短時間であってもCLを装用した目は、レンズとまぶたにより大気から遮られるために、角膜表面の酸素が低下しており、レンズの酸素透過性にもよりますが、裸眼と比べて角膜の変化は大きいはずです。
昼寝中の涙液分泌は減少しているので、起きた時に充血・霧視・異物感・乾燥感などの症状を自覚することが多く、目に細かなキズが入っていることがあります。
またCL自体の乾燥により変形したレンズが角膜へ固着し角膜上皮障害を生じたり、レンズがずれて脱落したりすることもあります。
さらに、予備のSCLがない場合はそのまま脱落したレンズを再装用することになります。その結果、細菌が感染して角膜感染症を生じる危険性が高くなります。
昼寝程度の仮眠であっても目に与える影響は大きいためCL装用中の昼寝は好ましいことではありません。
うっかり寝てしまった場合には、無理にCLを外すのは避け、人工涙液などを点眼し、対策しましょう。
4月になり新生活が始まった方も多いと思います。
学生の皆さんは学校検診があります。
A判定(1.0以上)の人は教室の一番後ろの席からでも黒板の文字を楽に読めます。
B判定(0.7-0.9)の人は教室の真ん中より後ろの席にいても黒板の文字をほとんど読めますが、小さい文字になると見にくいときがあります。
C判定(0.3-0.6)の人は真ん中より前の席でも小さな文字が半分くらいしか読み取れません。
D判定(0.2)の人は一番前の席に座っても、眼鏡がなければ、はっきり読み取れません。
学校検診で眼科の検査を勧められた場合は、学校から渡される用紙をお持ちください。
検査の結果を用紙に記入し、お渡しします。
そして検査の上、眼鏡やコンタクトが必要か否か、お話しさせていただきます(^^)
角膜炎とは、黒目(角膜)に細菌やカビが感染して炎症を起こす病気です。
【症状】
充血、痛み、視力低下、目やに、かすみ、まぶしさ、流涙など
【原因】
ソフトコンタクトレンズの装用、角膜への外傷、逆まつげなど眼表面の異常・・・細菌性角膜炎
ステロイド点眼薬の長期間使用、角膜手術の既往・・・真菌性角膜炎
真菌による角膜炎は、細菌による角膜炎に比べ、ゆっくりと進行し、治療に時間がかかります。
まずは目薬で治療をします。
原因菌が特定でき、効果のある目薬が見つかれば症状は改善していきます。
目薬による治療が効かない時には角膜移植を行う場合があります。
感染が落ち着いても、角膜に傷跡が残ることが多く、その場合は元どおりの見え方に戻らないこともあるので、
違和感があれば早めに眼科を受診しましょう。
平成30年5月頃より院外処方に変わります。
当院で発行する院外処方箋は「先発医薬品」か「後発医薬品(ジェネリック薬)」を患者様に薬局で選んでいただくことができるように一般名処方の記載に変更となります。
お薬の商品名は調剤薬局にてご相談下さい。
医師が商品名を指定して処方する場合や後発品が存在しないお薬などに対しては、今まで通りの商品名での記載ちなります。
ご理解・ご協力の程お願い申し上げます。
コンタクトレンズ眼障害とは、コンタクトレンズによる角結膜疾患のことです。 装用者の増加に伴い、コンタクトレンズ(最近ではカラーレンズ)による目のトラブルが増えています。 主な原因は、長時間装用やレンズの汚れなどです。 主なコンタクトレンズ眼障害
・角結膜上皮障害
原因は、装用による乾燥(ドライアイ)や機械的な刺激などです。 また、素材などコンタクトレンズ自体がトラブルに関与する場合もあります。
(ソフトコンタクトレンズ装用者に (カラーレンズ装用者にみられた
みられる点状の傷) 色素の沈着)
・アレルギー性結膜疾患
コンタクトレンズに付着した汚れや、花粉、ホコリなどが原因です。 かゆみ、異物感、充血などの症状が出ます。
・感染性角膜炎
角膜の傷や不適切なレンズケアにより、角膜に細菌やカビなどが感染し炎症を起こします。
コンタクトレンズによる眼障害を予防する方法⇩
・ケアをきちんと行う
・長時間装用をしない
・使い捨てレンズは使用期限を守る
・定期検査を受ける
以上に注意し、正しくコンタクトレンズを使用しましょう