コラム

2018.08.11

加齢性黄斑変性

年齢を重ねると身体のいろいろなところで病気がでてくることがあります。

『加齢黄斑変性』もそのひとつで、加齢により網膜の中心部である黄斑に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気です。

《加齢黄斑変性の主な自覚症状》

◎変視症
網膜の腫れや網膜の下に液体が溜まると網膜がゆがみ、そのゆがんだ網膜で見るとものがゆがんで見えます。
黄斑部は障害されますが、周辺部は障害されていないので、中心部はゆがんで見えますが周辺部は正しく見えます。

◎中心暗点
さらに黄斑部の網膜が障害されると、中心部の視野が欠けて(中心暗点)、見ようとするところが見えなくなります。
視力低下も症状のひとつです。

◎色覚異常
症状が進んでくると色が分からなくなってきます。

近年の高齢化に伴って患者数は増加しており、 50歳以上の80人に1人の割合で発症する恐れのあることがわかってきました。
また、加齢の他に喫煙も発症原因のひとつといわれています。

早く異常に気付くために、日頃から見え方をチェックしましょう。