コラム

2019.06.29

ものもらいになりやすい時期は?

ものもらいは、細菌が繁殖しやすい夏場に多く見られます。

高温多湿の夏は、ものもらいの原因となる細菌が繁殖しやすい季節です。
さらに夏の暑さによる睡眠不足や夏バテなどで免疫力が低下すると、感染を招きやすくなります。
また、夏はプールに入る機会が増える時期でもあります。
子どもだけでなく、大人でもウイルスに感染するリスクが高くなるといえます。

季節を問わず、ものもらいになりやすいのは、アトピーやハウスダストなどのアレルギーがある人。目のかゆみに伴い、目をこする行為が多くなるため、ウイルスや細菌の感染を招きやすくなります。

痛みを伴うものもらいの場合は、早期治癒のために受診をおすすめします。
病院では、主に外科的切除や患部を小さくするための注射などが行われます。

・麦粒腫・マイボーム腺炎
抗菌目薬を使用し、症状の程度により眼軟膏や内服薬も処方される。
膿がたまり痛みがある場合は麻酔薬を点眼し、針やメスで患部を刺して膿を出す。

・霰粒腫・マイボーム腺梗塞
まぶたの裏側から縦に切開し、老廃物がたまっている膜ごと摘出する。
施術をせず、副腎皮質ホルモン剤の点眼や軟膏、まぶたへの注射などで小さくする方法もある。
麦粒腫を放っておいたり、中途半端に膿を出したりしてしまうと、患部に膜をつくって老廃物がたまり、霰粒腫となる場合があります。
麦粒腫の段階で受診し、膿をきれいに出し切ってしまうことがおすすめです。