コラム

2018.11.13

弱視について

弱視とは、どこも悪いところがなく、屈折異常の矯正を行っても視力が0.8以下となる目のことです。
視力は6歳ころまでに目を続けて使わなければ発達しないと言われています。
子供の時に何らかの原因で目を使わなかった場合に視力が発達しなくなり、弱視になります。

弱視の治療は目を使わせることです。
両方の目を開けていると視力の良いほうの目でばかり見てしまい、視力の悪いほうの目を使わなくなります。
そのため、視力の良いほうの目を眼帯などで覆い悪いほうの目を使わせるようにします。

弱視の原因として、
小さいころから白内障があり、眼底に光が到達しない
片方の目だけに強い遠視や乱視があり、その目が常に使用されていない
片方の目が斜視になっていてその目が常に使用されていない
などが考えられます。

弱視は視力の発達期に治療しなければならず、大人になってから治療しても治りません。

子供のときに弱視を見つけて治療することが大事となります。