コラム

2018.10.10

網膜剥離

網膜剥離(もうまくはくり)とは、
眼球の内側にある網膜という膜が剥がれて、視力が低下する病気です。

 

 

 

 

網膜とは?
目の中に入ってきた光を受け取り、脳への視神経に伝達する組織で、
カメラでいうフィルムの働きをしています。
網膜の剥がれは痛みを伴わないため気付きにくく、前兆として飛蚊症が現れることがあります。
また、網膜の中心部である黄斑部分まで剥がれた場合、
急激に視力が低下し、失明に至る恐れもあります。

原因
網膜剥離は、加齢や糖尿病網膜症などの一部の病気、事故などによる頭部や眼球への物理的ショックが原因で引き起こされます。
いずれも網膜の裂け目(網膜裂孔)が網膜剥離の第一歩となります。
眼球の中は硝子体というゲル状の物質で満たされていますが、
何かのきっかけでこの硝子体に網膜の一部が引きずられ、網膜に小さな裂け目ができてしまうことがあります。

早期発見のために!
網膜剥離は、治療が早ければ早いほど視力への影響が少ないので、早期発見と速やかな治療が大切です。
次のような症状が気になる場合は、眼科で検査を受けましょう。

◉目の前を蚊のような黒く動くものがちらちら見える(飛蚊症
◉暗い場所で突然稲妻のような光が見える(光視症)
◉急に視力が低下した