毎年3月に実施される世界緑内障週間は、緑内障の早期発見・早期治療の重要性を広く伝える国際的な啓発週間です。緑内障は日本における失明原因の上位を占め、40歳以上では20人に1人がかかっているともいわれています。しかし初期にはほとんど自覚症状がなく、気づいた時には視野が大きく欠けていることも少なくありません。
□緑内障とはどんな病気?
緑内障は、視神経が徐々に障害され、視野が狭くなっていく進行性の病気です。主な原因の一つは眼圧の上昇ですが、日本人では眼圧が正常範囲内でも進行する「正常眼圧緑内障」が多いことが特徴です。視野の異常はゆっくり進行するため、両目で見ていると変化に気づきにくい点にも注意が必要です。
治療は主に点眼薬で眼圧をコントロールし、進行を抑えることが基本となります。状態に応じてレーザー治療や手術を行うこともありますが、いずれにしても早期発見が視力を守る鍵となります。
□2026年 ライトアップinグリーン運動
世界緑内障週間にあわせて実施されるのが「ライトアップinグリーン運動」です。2026年は3月8日(日)から3月14日(土)までの期間、全国各地のランドマークや公共施設、医療機関などが緑色にライトアップされ、緑内障の啓発メッセージが発信されます。
グリーンは“希望”や“光”を象徴する色。
「大切な視野を守ろう」という願いが込められています。
夜空に浮かぶグリーンの光は、緑内障という病気を知るきっかけとなり、定期検診の大切さを改めて考える機会になります。
□今こそ、目の健康チェックを
緑内障は一度失われた視野を回復させることはできません。しかし、早期に発見し適切な治療を続けることで、進行を抑えることが可能です。
特に次のような方は、定期的な眼科検査をおすすめします。
- ・40歳以上の方
- ・ご家族に緑内障の方がいる方
- ・強い近視の方
- ・健康診断で眼圧異常を指摘された方
世界緑内障週間、そしてライトアップinグリーン運動をきっかけに、ご自身やご家族の目の健康について見直してみませんか。
“見えている今”を守るために、年に一度の眼科検診を習慣にしましょう。


















