オルソケラトロジー

オルソケラトロジーとは?

オルソケラトロジーとは、特殊な形のレンズを寝ているあいだに装用することで、近視・乱視を矯正する方法です。
寝ているあいだに角膜の形を平坦化させることで、起床後にはコンタクトレンズや眼鏡を使用せず、一定時間裸眼で生活することが可能です。
治療開始直後は、矯正効果は弱いものとなり、また効果が得られる時間も短くなります。しかし、毎日装用を継続することで、1~2カ月後には裸眼での良好な視力が得られます。
近年では、オルソケラトロジーの近視抑制効果も注目されています。

※オルソケラトロジーは、初診・治療ともに、にしむら眼科で行います。

オルソケラトロジーとは?

オルソケラトロジーはこのような方におすすめです

  • 眼鏡・コンタクトレンズの使用が煩わしい方
    仕事上眼鏡がない方がいいという方、コンタクトの異物感が気になるという方は、オルソケラトロジーによってお悩みの解消が可能です。
  • 裸眼でスポーツや趣味を楽しみたい方
    眼鏡・コンタクトレンズなしで、裸眼でスポーツや趣味を楽しむことができます。
  • 資格取得のために裸眼視力が必要な方
    裸眼での一定以上の視力を求められる資格を取得する際も、オルソケラトロジーが有効です。
  • レーシック等に不安がある方
    外科的な手術そのもの、あるいは術後の感染が不安という方も、オルソケラトロジーなら安心です。
    角膜は、レンズの装用をやめることで元の形に戻ります。
  • 近視の進行を抑制したい方
    継続的なオルソケラトロジーは、近視の進行を抑える効果があることが分かっています。特に、仮性近視の方、角膜が柔らかい若い方におすすめです。

このような方には適していません

  • 重度のドライアイの方
  • レーシックなどの屈折矯正手術を受けた方
  • 妊娠中、授乳中の方
  • 妊娠の予定がある方
  • 定期検診に通う自信がない方
  • 職務上、常に一定以上の視力が必要であり、視力が変化したときに職務に支障をきたす方
  • 40歳以上の方
  • その他、医師が装用不適と判断した疾患をお持ちの方

当院で使用しているオルソケラトロジーのレンズ

当院で使用しているオルソケラトロジーのレンズオルソケラトロジーは、アメリカで1950年代から臨床的な試みが開始された視力矯正術です。現在、アメリカをはじめヨーロッパ、アジアでその効果と安全性が認められ、広く普及しています。

当院では、日本人の角膜の形に合わせて開発された「ブレスオーコレクト」と呼ばれるレンズを使用しております。2012年より夜間装用レンズとして厚生労働省より承認を受けたレンズです。
東レの「ブレスオーシリーズ」と同じ素材が用いられ、高い酸素透過性、割れにくさ、汚れにくさを併せ持ちます。

オルソケラトロジーの治療の流れ

1初診

初診オルソケラトロジーの適応となるかどうか、問診・検査を行います。オルソケラトロジーをするかどうか迷っている、という段階でも、お気軽にご相談ください。
次回の「装用検査・カウンセリング」のご予約を取っていただき、この日は終了です。
※初めて受診される方は、必ず保険証をお持ちください。

2装用検査・カウンセリング

装用検査・カウンセリングトライアルレンズを装用し、その状態を確認します。オルソケラトロジーについての詳しい説明、レンズの取り扱いの説明、装脱練習を行います。ご不明の点がございましたら、遠慮なくお尋ねください。
その上で、トライアルレンズを貸し出します。(レンズ貸し出しの際に保証金をお預かりします。)

3契約

トライアルレンズの使用感、矯正効果にご満足いただけましたら、ご契約となります。
レンズが合わないという場合には、再度違うトライアルレンズをお貸しすることも可能です。

4オーダーレンズ発注・装用開始

オーダ―レンズ発注・装用開始必要書類のご提出、初期費用のお支払いが済みましたら、オルソケラトロジーのオーダーレンズを発注します。
レンズは、発注後3日~1週間ほどでお渡しが可能となります。オーダーレンズを注文した日を契約日とし、保証期間に反映させます。
装用を継続していくと、裸眼で過ごせる時間がだんだんと長くなっていきます。

5定期検診

定期検診3か月に1度を目安に、定期検診を行っていきます。

オルソケラトロジーの費用

オルソケラトロジーは、健康保険の適用外です。検査・治療は自費診療扱いとなります。

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項目 内容 費用
適応検査 オルソケラトロジーの適応となるかどうかの検査を行います。 11,000円(税込)
トライアルレンズ貸出 トライアルレンズを1週間貸し出す際の預かり金です。 1枚 33,000円(税込)
治療 ・初期費用
契約月から3ヶ月後の月末まで【初期期間】に必要な費用です。
片眼 33,000円(税込)
両眼 66,000円(税込)
※初期費用は解約時に返金されません。
・基本料金
【初期期間】の翌月から以後、毎月かかる料金です。
片眼 4,950円(税込)
両眼 9,900円(税込)
物品 3ヶ月毎に以下の物品を無料でお渡しします。
・目薬     12本
・スポイド    1個
・レンズケース  1個
※それ以上必要な場合は費用が発生します。
 
目薬     1本 170円(税込)
スポイド   1個 330円(税込)
レンズケース 1個 330円(税込)
  • 毎月の基本料金は、「初期期間終了後から解約(治療中止)されるまで」ご負担いただきます。日割り計算はいたしませんのでご注意ください。
  • 基本料金は、毎月26日に引き落としをいたします。
  • 基本料金には、検査・診察代、薬代、2年ごとに無償交換するレンズ代が含まれます。
  • オルソケラトロジーにかかわるケア用品の代金が別途必要になります。
  • 治療を継続するために必要な検査、診察は、何度受けても追加費用はかかりません。ただし、他の病気についての検査・治療代は別途必要になります。その場合は、保険診療に切り替わることがあるため、保険証をご持参ください。

保証制度

  • 初回の処方から1年間は、1枚につき2回無償交換をいたします。
  • 2年目は、1枚につき1回無償交換をいたします。
  • 対象はレンズ処方交換、または破損のみとなります。ただし、破損の場合は“レンズの破片の半分以上が残っている”ことが条件となります。
  • 紛失した場合の保証はございません。再度レンズの処方となりますので、1枚33,000円(税込)が必要です。
  • 初回の処方から2年が経過し、医師がレンズの交換が必要と判断した場合には、無償交換させていただきます。

解約

  • 解約する際には、レンズを返却していただきます。
  • レンズを返却いただいた日が「解約日」となります。解約日を含む月の基本料金はお支払いいただきますので、月末までの返却をおすすめします。
  • 電話、メール等での解約手続きはお受けすることができません。

医療費控除について

オルソケラトロジーにかかった費用は、医療費控除の対象となります。所得に応じた控除が受けられますので、ご利用をおすすめします。
窓口でお支払いになった費用はもちろん、通院にかかった交通費の領収書なども大切に保管しておき、年間でのご家族の医療費の合計が10万円を超えた場合には、確定申告の際に申請をしてください。

オルソケラトロジーQ&A

レンズを自分でちゃんと取り扱えるか不安です。

多少注意する必要はありますが、難しくはありません。ハードコンタクトレンズと同じように取り扱っていただけます。オルソケラトロジーを開始する際に、詳しく説明いたしますので、ご安心ください。

レンズの寿命はどれくらいですか?

2~3年で交換が必要になります。その間も、定期検診をきちんと受けていただき、医師・スタッフにレンズの状態を確認してもらいましょう。

レンズのお手入れは、どれを使えばいいのでしょうか?

オルソケラトロジーでは、特殊なレンズを使用します。必ず、専用のケア用品をご利用ください。もちろん、当院でもご用意がございます。

寝ているあいだにレンズを着けることに、少し不安があります。

当院で使用するオルソケラトロジーのレンズは、厚生労働省の承認を得たものです。高酸素透過性のある、目に優しく安全性の高いレンズですので、ご安心ください。装用したまま眠ることを想定した材料・設計です。

1日の装用時間は、何時間ですか?

6時間以上です。装用時間が短くなると、十分な矯正効果が得られません。

副作用はありますか?

オルソケラトロジーは、就寝中のレンズ装用によって角膜を平坦化させ、視力を矯正する方法です。
角膜の平坦化によって、見え方がブレたり、光が滲んで見えたりすることがあります。
ただこれらの副作用は、角膜が元の形を取り戻していくに従って消失します。副作用が残るということはありません。

ドライアイなのですが、オルソケラトロジーを受けられますか?

眠っている間、目を閉じている状態で装用するものですので、問題なくご使用いただけます。
ただし、重度の方の場合は使用をおすすめしないことがあります。