疲れ目
パソコンやスマホ、ゲーム機器などの長時間の作業により、体や心に影響が出ることがあります。
・肩が凝ったり、首から肩や腕が痛かったり、だるいなどの体の症状
・イライラや不安感などの精神的症状
そして目が疲れる、視力が落ちる、目がかすむ、目が痛む、目が乾燥する、などの目の症状もあり、休憩をしても簡単には回復できなくなります。
《パソコンなどの液晶画面をみる作業をするときに心がけるポイント》
①適度な休憩
1時間ごとに10〜15分は休憩をとり、休憩中はリラックスして遠くの景色をながめたり、目を閉じたりする
②体操
ときどき適度に体を動かして緊張をほぐす
③メガネをかける
度数のあったものを使う(度数が強いものを使うとかえって疲れる場合があります)
④早期受診
異常を感じたら早めに眼科受診をする
★理想の姿勢★
・室内はできるだけ明暗のコントラストがないようにして、まぶしく感じないようにする
・視線がやや下向きになる角度で、画面と目の距離は40cm以上にする
・椅子に深く腰をかけて、背もたれに背を十分に当て、足の裏全体が床に接するようにする
日頃から予防や対策をし、大切な目をいたわりましょう。
ドライアイ
ドライアイとは、目の不快感や視機能異常をと伴う病気です。
下のチェック項目のうち5つ以上があてはまれば、ドライアイの可能性が
高くなります。
◇目が疲れやすい ◇目が痛い
◇目が重たい感じがする ◇目がゴロゴロする
◇理由もなく涙がでる ◇かすんで見える
◇目が乾いた感じがする ◇目が赤くなりやすい
◇目ヤニが出る ◇目がかゆい
◇なんとなく目に不快感がある ◇光をまぶしく感じやすい
※経度でも長期にわたって症状があれば該当します。
自分でできるドライアイチェックなので、ぜひ行ってみてください
これから暖房を使用する時期になるので、乾燥が気になる方も多くなるかと思います。
何か気になる症状がある方はお早めに眼科を受診してください。
弱視について
弱視とは、どこも悪いところがなく、屈折異常の矯正を行っても視力が0.8以下となる目のことです。
視力は6歳ころまでに目を続けて使わなければ発達しないと言われています。
子供の時に何らかの原因で目を使わなかった場合に視力が発達しなくなり、弱視になります。
弱視の治療は目を使わせることです。
両方の目を開けていると視力の良いほうの目でばかり見てしまい、視力の悪いほうの目を使わなくなります。
そのため、視力の良いほうの目を眼帯などで覆い悪いほうの目を使わせるようにします。
弱視の原因として、
小さいころから白内障があり、眼底に光が到達しない
片方の目だけに強い遠視や乱視があり、その目が常に使用されていない
片方の目が斜視になっていてその目が常に使用されていない
などが考えられます。
弱視は視力の発達期に治療しなければならず、大人になってから治療しても治りません。
子供のときに弱視を見つけて治療することが大事となります。